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石原プロの苦しい台所事情
 経営悪化のため、昨年3月に社長を務めていた渡哲也、取締役だった舘ひろしと神田正輝が退任し、設立者で初代社長の故石原裕次郎さんの妻で会長の石原まき子さんのみが取締役に残った「石原プロモーション」。大幅な人員整理をしたにもかかわらず、経営は改善されなかったようだ。

「渡らが役員を降りたのは、役員報酬カットのため。そのタイミングに合わせ、ド派手な金遣いで知られていた番頭格の専務が退任しました。社員や俳優を含め、全盛期の3分の1の約30人にまでスタッフを縮小したが、肝心の渡ら所属俳優たちの稼ぎも伸び悩んでしまいました」(スポーツ紙デスク)

 今年の石原プロ恒例の新年会では、そのコストカットの影響がもろに現れ、「昨年までは取材に来たメディア関係者も含め、1人1万円の“お年玉”を舘が手渡しで現金で配っていましたが、それもなくなり寂しい新年会でした」(ワイドショー関係者)という。まき子会長はその新年会で、44年ぶりとなる裕次郎さんと故三船敏郎さん主演の映画『黒部の太陽』の再上映を発表し、現在全国縦断チャリティー上映をしている。さらに、今年に入ってからは、石原プロ制作の過去作品が次々とDVD化、販売されている。

「『西部警察』『大都会』などの人気シリーズは刑事が取り調べシーンで当たり前のように容疑者を殴りまくるなど、かなり過激な内容がてんこ盛りで、ソフト化は難しいと思われていました。8月には、1978年の放送以降、再放送すらされなかった、渡哲也主演の時代劇『浮浪雲』が発売されましたが、コメディ調の作品で、渡が渋っていたこともあり、これまたソフト化が難しいと思われていた。しかし、石原プロは背に腹を代えられなかったようで、結果発売に踏み切りました」(テレビ関係者)

 今年の新年会は、石原プロの3トップの1人、神田と長谷川理恵の交際話がリポーターに突っ込まれて盛り上がったが、結局、長谷川はカフェ経営者と結婚。さらに、長谷川の著書『願力 愛を叶える心』(マガジンハウス)で、神田が子どもを望んでいなかったことまで暴露されてしまった。そんな中発表されたのが、7月に公開された関ジャニ∞主演の映画『エイトレンジャー』への舘出演だった。

「舘の役どころは、関ジャニ演じるヒーローたちを導くベテランヒーロー役。ピチピチのボディスーツに顔が半分隠れるマスク姿という、以前だったらオファーを受けなかっただろう役どころです。しかし、石原プロの台所事情もあり、受けざるを得なかった。今後、渡や神田も、オファーを受けるハードルを下げていくでしょう」(同)

 『エイトレンジャー』は7月28日に全国155スクリーンで公開され、8月16日の時点で興収がグループ名にちなんだ8億円を突破。それなりのヒット作となり舘の演技も報われたようだが、所属俳優たちが目先の仕事をこなしているだけでは、石原プロの経営立て直しは難しいようだ。


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