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予想通り大コケ「こち亀」の内情
 人気グループSMAPの香取慎吾主演の映画、「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!」の公開初週興行成績が予想を遙かに下回っており、映画関係者は皆焦っているという。

 もともとこの劇場版『こち亀』については、公開前や制作段階から「本当に大丈夫?」と疑問符が付いていた。この作品は2009年の夏にTBS系列で放送された連続ドラマの劇場版になるが、ドラマも放映当初からあまり人気が奮わず平均視聴率9.3%と芳しくない結果に。こういった連続ドラマなどを下敷きにした劇場版は、ドラマ自体の評価やイメージも影響する。今回の劇場版は原作者の秋本治やベテランの山田洋次監督も好意的な評価を下していたが、たとえ出来が良いとされても元になったドラマの印象が強いと、劇場版を観に行く際にも二の足を踏む人が多くなることはある程度予想が付いたはずだ。
 それでも劇場版の制作・公開に踏み切ったのは、もともと香取の『こち亀』を息の長いシリーズ物とするためにドラマ化した、当初から劇場版の予定も組まれていたためだ。しかしドラマ版は「両さんと香取君のイメージが合わない」事を筆頭に、評価は右肩下がり。声のイメージや背格好から「(アニメや舞台で両津勘吉役を務めた)ラサール石井の方が良かった」という声も多く上がっていた。
 ドラマ及び劇場版の制作側やジャニーズ側はこの作品を香取の代表作とし、『両さん』を香取のハマリ役にして、ジャニーズ版『男はつらいよ』にしたかったという目論見があったという話だ。確かに、俳優としていまいち代表作やハマリ役があると言えない香取慎吾だが、今回の劇場版で余計に遠ざかったような気もするが…?

 またそれとは別に、ジャニーズが山田洋次監督側と関係性を持っておきたかった、という話もある。劇場版『こち亀』公開に先駆けて監督と香取が8月5日の『僕らの音楽』(フジテレビ系)にて対談したのだが、これは最近のリメイクブームに乗って『男はつらいよ』シリーズをまた作ろうという話が映画界で浮上しているためだという。山田洋次監督が撮るかは未定であるが、主演の『寅さん』役をジャニーズの誰かに、という話が打診されているのだという。今回の対談もいざ撮影の話が来た時に、許可を取りやすくするための物ではないか、と言われているのだ。
 劇場版『こち亀』の初週の興行成績は1億円、初週の観客動員が少ないと、上映されるスクリーン数も減少してしまうため、どうしても興行失敗は避けられないと見られている。

様々な話が裏で動いていたらしい劇場版『こち亀』だが、いずれの話もどのような方向に転がっていくのだろうか。
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