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新入社員の役半分「海外勤務はイヤ」
 2010年度に入社した新入社員のうち49.0%の人が「海外で働きたくない」と考えていることが、産業能率大学が28日に発表した『新入社員のグローバル意識調査』でわかった。同調査は今回で4回目。調査方法が多少異なるものの2001年度の調査で「働きたくない」と答えた人は29.2%だったことから、同大学は国際化が進む現代のビジネスシーンに反比例するような新入社員の“内向き意識”を挙げ、「人材面でのガラパゴス化が始まるかもしれない」と分析している。

 海外勤務について【働きたくない】とする人が9年で約20ポイント上昇している一方、【どんな国・地域でも働きたい】(27.0%)と答えた人の数も01年調査(17.3%)と比べると約10ポイント増加し過去最高に。国際化の波に乗ろうとする海外志向の層と国内に留まりたいとする層の二極化が進んでいる。

なお、海外勤務をしたくない理由は【リスクが高い】(56.1%・複数回答可)、【自分の能力に自信がない】(54.6%・同)がもっとも多く、働きたいと答えた人たちは【視野を広げたい】(82.8%・同)、【日本ではできない経験を積みたい】(77.9%・同)だった。

 その他、「経営トップに外国人が就いた」、「上司に外国人が着任した」という状況に【抵抗がある】と答えている人は5割を超えているほか、「外資のM&Aについてどう思うか」という設問では【国際化の流れの中で自然な事である】(44.0%)、【日本の良さが失われそうで不安を感じる】(33.8%)という回答が多かった。

 同大学が6月に発表した別調査では独立志向を持つ新入社員が過去最低の8.7%となっているほか、日本的な“終身雇用”を望む声も多くあり、社内の英語公用化や外国人スタッフの登用など企業の国際化が進む中で「少数派の海外志向が強い人材の争奪戦と、多数派の海外志向が弱い人材への支援強化が注目されそうだ」としている。
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